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薄毛の種類

髪の毛は抜けるものです。毎日1本も抜けなくてフサフサです!という人はいません。毛は誰でも毎日抜けているのに、薄くなる人とフサフサの人がいます。本当に毛が抜けることが薄毛の原因なら、男性女性に関わらずすべての人が薄毛ではなくハゲになってしまうはずです。でもそんなことはありません。抜け毛があっても薄毛にならない人がいるにも関わらず、抜けることに問題があると考えてしまうのは、薄毛と脱毛症という言葉を同じ意味で使っているからです。


薄毛と脱毛症は同じものではありません。毛のなくなり方や進行の仕方、見た目の症状、改善の仕方がまったく違います。違いをはっきりさせておくことで対処法やその善し悪しの判断を間違えることがなくなります。
薄毛とは、年月をかけて生え変わってくる毛が順番にだんだんと細くなり、徐々に成長しなくなり寿命が短くなっていき、透けて見える範囲が広がりながら維持できる本数が減っていく症状です。

生えている毛が抜けて、生え変わってくる度に成長期が短くなりながら、細くしか育たなくなってけと毛の間の密度が広がりながら、寿命が短くなって維持できる本数が減っていくというのを順番に生え変わりながら繰り返すのです。


男性の場合:ひたいから後退する場合とつむじ周辺が薄くなる場合、両方同時に進行する場合、全体的に薄くなる場合があります。毛の太さや寿命がゼロになると生まれ変わってこなくなります。


女性の場合:頭のてっぺんから前髪やつむじにかけて毛が細くなり、寿命が短くなることで地肌の見えるエリアが広がり維持できる本数が減っていく、側頭部が薄くなる場合と全体に薄くなる場合もあります。男性のように太さや寿命がゼロになるのは稀です。
脱毛症とは成長している途中で髪が抜けてしまい、抜けた毛が生え替わってわなくなり毛がなくなっていく症状です。


円形脱毛症:何らかの理由で血管が収縮して血流が無くなることで、その血管から先のほうで円形に抜けて生え変わってこなくなります。浅くて細い部分の血管だと小さい円形で抜け、深くて太い部分の血管だと大きな円形で抜けます。リンパ球が毛根を攻撃する自己免疫疾患だという説もあります。

びまん性脱毛症:何からの理由で毛細血管の先で血流が制限されて、頭全体の毛がぱらぱら抜けて生え替わってこなくなります。
 
薄毛とは生まれ変わりながら順番にだんだんと細くなり寿命が短くなっていくので進行するには年月がかかります。一方、脱毛症は一気に抜けて生え替わってこなくなるので、数ヶ月という短期間で毛がなくなります。